SNSのメリットと基本的な使い方、注意点について
SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略です。
「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」というと、何だか難しい感じを受けますが、
ソーシャル(social)=社会的な
ネットワーキング(networking)=人間関係の広がり
のサービスという意味で、インターネット上で人と人とが繋がりを持ち、社会的な人間関係を構築するサイト、と説明すれば多少わかりやすいのではないでしょうか?
世界中で大流行しているこのSNSですが、日本でもたくさんの人々が利用しています。
それでは、日本におけるSNSや、基本的な使用方法、注意点などを見ていきましょう。
Contents
日本におけるSNS
SNSと聞いて、真っ先に名前が上がるのが「Facebook」でしょう。
世界最大級のSNSであり、日本でも最も利用者の多いSNSです(2017年2月現在)
Facebookが流行する以前は、日本ではmixiが台頭していました。
mixiは、日本で生まれた匿名性の高いSNSで、本名で登録している人も勿論いましたがそれは稀なケースで、ほとんどの人がmixiネームというニックネームで登録していました。
一方、アメリカ生れのFacebookは、原則として実名(本名)での登録が義務付けられており、当初は本名を公開するというオープンさが日本ではなかなか受け入れられませんでしたが、多数の芸能人、著名人や企業が公式ページを持ち始たり、実名登録制だからこそのコミュニケーションが取れることなどが好意的に受け入れられ始め、日本でも段々と普及していきました。
また、現在は、無料でメッセージのやり取りや音声通話が出来るアプリの「LINE」にもSNSのような機能があり、注目を集めています。
SNSの使い方の基本
まず最初にプロフィールを登録します。
検索機能や、メールアドレスもしくは携帯電話番号とSNSとの連動機能を利用するなどして、現実世界の友人や知り合いとSNS内でも友達登録をして繋がります。
そして、日記や文章を投稿します。
すると、コメントが付くなど、何かしらの反応があるのでそれに対して返信します。
友達の投稿にもコメントを書き込むことが出来ます。
このような流れで友達や知り合いとの交流を深めていきましょう。
また、例えば同じアーティストが好きな人や、同じスポーツが好きな人のコミュニティというものが形成されているので、そこに入って情報交換を楽しんだり最新情報を得たりすることが出来ます。
SNS内でメッセージのやり取りをすることも可能です。
SNSのメリット
学生時代の友人とは、就職、結婚など人生のイベントの節目で遠く離れて住むようになってしまうことが多いですが、そんな級友ともSNSを通じてなら簡単に近況を知ることが出来るうえにコンタクトも取れ、コメントやメッセージのやりとりで交流することが出来ます。
勿論、現在でもよく会うような間柄の友人達との距離もより一層縮まるでしょう。
また、コミュニティを通じて、同じ趣味の人たちとの新しい人間関係が広がったりします。
このように、コミュニケーションの幅が広がることが、SNSの最大のメリットでしょう。
また、SNS内でメッセージの送受信をしたり、投稿にコメントを残すことでやり取りが可能なため、お互いのメールアドレスなどの連絡先を知らなくとも連絡が出来る点も便利です。
例えば飲み会のお知らせなども、いちいち1人1人に連絡を取らずとも、SNS上で告知し、出欠確認まで出来るのです。
SNSの注意点
近年、「SNS疲れ」、という言葉が使われるようになりました。
SNSでは、自分の身に起こった良い事ばかりを投稿する人が多く、ネガティブな投稿はあまり歓迎されない傾向があります。
そのため、友人たちの楽しそうな投稿ばかりが目に入り、みんな輝きに満ちた生活を送っているのに自分には何もない・・・と思い込み、落ちこんでしまう人も多いといいます。
また、毎日SNSをチェックして友達にコメントをしなければならない、何か楽しい話題を投稿しなければならない、と、SNSをやるのが義務のようになってきて、楽しめなくなるどころか苦痛に感じる人も出てきました。
これらの症状がSNS疲れです。
そんな時は、SNSから少し離れてみるのもいいでしょう。
本当の友人関係は、SNSに頼らずとも続いていくものです。
また、Facebookのような実名登録制のSNSは、個人情報が流出しやすいという欠点があります。実名で登録し、インターネット上に自分の写真を掲載することの危険性を認識しておきましょう。
終わりに
SNSにより、人と人との繋がりを広げたり、他者とのコミュニケーションを取るのが容易な時代になりました。このようなメリットがある一方、SNSやその人間関係に依存しすぎると、楽しいはずの交流が疲れを伴うものになってしまいます。
また、個人情報の流出という問題もあります。
メリットだけでなく、デメリットも知ったうえで、適度な距離をたもってSNSを利用しましょう。