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Twitterの嘘の投稿による炎上問題、ストーカー問題について

Twitterは、一つの投稿につき140文字以内という少ない文字数で文章の書き込みを行うので、ブログより敷居が低く、気軽にその時の自分の気持ちや出来事や写真などを投稿し、他のユーザーと交流を計ることが出来るため、特に10代~30代の広い世代に人気のインターネット上のサービスです。

芸能人や有名人にもTwitterを利用している人が多く、そういった人たちの投稿を読むという楽しみ方もありますし、投稿には簡単に返信出来るため、運がいいと芸能人が自分が書いた返事を読んでくれたうえで、それに対して更に返事をくれる場合もあります。

また、Twitterは、リアルタイムでの情報を取得するのに優れているので、例えば電車が遅延している場合、Twitterを開き検索することで、何線が止まっている、何駅が混雑している、何時頃に動き出す予定、などの情報をすぐに得ることが出来ます。

地震などの災害があった場合も、震源地や震度の情報をニュースサイトよりも早く得られる場合があり、Twitterのユーザー同士であれば、友人の安否確認も電話やメールより容易に行うことができます。

このように、Twitterは大変便利且つ楽しいツールですが、注意しなければならない点も多数存在します。
それではここからは、Twitterの問題点について見ていきたいと思います。

Contents

Twitterの炎上問題

Twitter
Twitterの問題点と聞いて、真っ先に思い浮かべるのが「炎上」という言葉ではないでしょうか?Twitterでの炎上とは具体的にどういうことで、どういう原因で起こり得るのか考えてみましょう。

Twitterへの投稿は、ツイートと呼ばれ、Twitterに投稿することを「つぶやく」と言い、投稿された内容を「つぶやき」と言います。
「つぶやき」という言葉のイメージから、投稿した内容は、自分や、フォロワーと呼ばれるTwitter内の友人しか見ていないような錯覚に陥る人もいますが、鍵をかけないアカウントでTwitterに投稿するということは、自分の発言を全世界に発信しているということなのです。

この、いわゆる「身内」しか見ていないだろうという考えから、例えば、あるホテルで働いている従業員が、「芸能人の○○がうちのホテルに泊まりにきた!遠くから見ただけだけど、超カッコイイ!」と、友達にちょっとした自慢がしたいという目的で投稿したとします。

当然ながら、ホテルの従業員が顧客の情報をインターネット上に書き込むのは重大な規則違反です。それが1人のユーザーに見つかれば、瞬く間にリツイートと呼ばれる拡散機能で何千人、何万人もの人に伝わり、過去のTwitterでの発言から、勤務先のホテルが判明してそのホテル名も拡散され、名前を出した芸能人にも迷惑がかかるのは勿論、勤務先のホテルも「こんな非常識な従業員を雇っているなんて!」と評判は地に落ちるでしょう。

騒ぎになっていることに気がついてアカウントに鍵をかけたり、アカウントごと削除しても、1度投稿してしまった発言はWeb上に残ります。

投稿者は当然解雇されます。ネットの力は恐ろしく、本名さえも突き止められ、拡散されてしまうこともあるでしょう。
これがTwitterの炎上の1例です。
こういったことにならないよう、Twitterへの投稿は「全世界の人に読まれる可能性がある」ことを忘れず、書いて良いこと、悪いことの判断をしっかりとするようにしましょう。

Twitterのストーカー問題

2016年、ある女性アイドルがTwitter上で執拗なストーカー被害に遭い、イベント会場で刺されてしまうという大変痛ましい事件が起こりました。

アイドルは、Twitterの投稿も仕事の一部のようなもので、イベントやテレビ出演のお知らせを行ったり、ファンの方のために、自分の近況をつぶやくなどということをしなければならず、また、有名であるがため、Twitterでの嫌がらせやストーカー被害に遭いやすいと言えます。

しかし、これはアイドルや芸能人だけではなく、一般人でも気をつけなければならない問題なのです。
ある女性が、1日の間に「おはよー」「今日はバイトだ!頑張るぞ!」「講義の合間に大学近くのいつものカフェでお茶♪(写真付き)」「バイト疲れた・・・おやすみー!」とツイートしたとしましょう。

これだけでも、このアカウントの人物は大学生で、アルバイトをしていることがわかります。
Twitterでは、性別まで隠すことはあまり無いため、女性であることも容易に判明するでしょう。
このような日常の些細な投稿でも、毎日続けていれば、バイトのだいたいのシフトや、朝起きる時間や寝る時間などのある程度の生活リズムを、悪意のある「誰か」に知られてしまう可能性があるのです。

さらには、カフェの写真に映り込んでいる景色やメニューや飲み物といった情報から、カフェの名前や場所を特定され、そこから通っている大学までも知られてしまうかもしれません。

もし、顔写真やプリクラなどをプロフィール写真にしていたり、過去に投稿したことがあれば、たとえハンドルネームでTwitterをやっていたとしても、全国に個人情報を公開しているのと同じといっても過言ではなく、犯罪に巻き込まれてしまう危険性もあります。
何かあってからでは遅いのです。
若い女性がTwitterを楽しむ場合は、顔写真の公開は控え、住んでいる場所やよく訪れる場所がわかるようなツイートもしないよう、十分な注意が必要です。

Twitterの嘘の投稿

Twitterは、自分の投稿が爆発的に広がっていく可能性を秘めています。
そのため、リツイート数が増えると、有名になり、注目を浴びているような気分になる人もいるでしょう。
それに快感を覚え、リツイート数を稼ぎたくて、ウソの投稿をしてしまう人も存在します。

たとえTwitterと言えども嘘をつくのは良くないことですし、それがもし、犯罪予告のようなものだったとしたら、実際に警察が動いたり、最悪の場合、逮捕されてしまう可能性もあります。
本人は軽いいたずらのつもりだったとしても、ただのいたずらだった、注目を浴びたかっただけ、という言い訳は通用しません。
犯罪に関するウソの投稿は絶対にやめましょう。
また、何か面白いことをしてTwitterで注目されたい、友達を笑わせたい、と、公共の場やアルバイト先で不謹慎な写真や非常識な写真を撮影して投稿し、大問題となった例も多数あります。

犯罪自慢などの投稿はもってのほかです。
フォロワーの人数やリツイート数にとらわれることなく、常識ある投稿をしてTwitterを楽しみましょう。

終わりに

Twitterは、正しく使えば大変便利なツールであることに間違いありません。
しかし、自分のツイートから個人情報が漏れてしまったり、面識も何もない知らない人が見ているかもしれないなどの恐ろしい一面も持ち合わせています。
Twitterに潜む危険性に注意しながら、上手に活用していきましょう。