ネット上の誹謗中傷対策をITに強い弁護士に相談

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書き込みを削除できても終わりじゃない!?削除請求後にすべきこととは?

ネット誹謗中傷の被害を受けて弁護士に削除請求を依頼し、見事削除に成功したとしましょう。

「よし、これで完全にネット上から誹謗中傷記事がなくなった」

そう思っていませんか?
実は、誹謗中傷の基となっている書き込みの削除に成功したとしても、それだけを以って完全に問題が解決したわけではないのです。

Contents

消したのに誹謗中傷サイトが消えない!その理由とは?

誹謗中傷する書き込みの多くは、ヤフーやグーグルなどの検索サイト経由でアクセスされています。基となっていた書き込みが削除されれば、その掲示板やブログにおいて情報が拡散することは無くなりますが、残念ながら検索サイトの検索結果の部分にそのネガティブな情報が残り続けてしまうのです。

これは、ヤフーやグーグルのデータベースが常にリアルタイムで更新されているわけではないため、すでにネット上にない情報でも、昔のままの情報で検索結果に表示してしまうのです。

問題となる「スニペット」と「キャッシュ」とは?

検索結果に表示されるもので問題となるのが、スニペットとキャッシュです。

【スニペットとは?】

ヤフーやグーグルなどの検索エンジンで検索した際に、検索結果で表示されるページタイトルの下部分を見てみて下さい。ここには、検索に用いた言葉を含んだサイトの説明文が表示されます。

これを「スニペット」と言います。

例えば、グーグルであれば、スニペットはmetaタグが表示されるのですがmetaタグに検索ワードがない場合は、本文などから拾われて表示がされます。
このスニペットの情報に、以前の誹謗中傷する書き込みが残っていると、基となる書き込みが削除されているにもかかわらず、スニペットにそれが残ってしまうのです。

【キャッシュとは?】

検索エンジンが対象となるサイトの内容を保存したものをキャッシュと言います。基となる書き込みが削除されていても、キャッシュが残っていると以前の書き込みの内容が表示されてしまう場合があります。

このように、スニペットとキャッシュに以前の書き込みのデータが残ったままだと、いくら削除請求によって基を絶ったとしても、まだ問題は完全に解決していないのです。

検索エンジンのデータベースを更新する方法

削除請求に成功したら、すかさずそのことをこちらからヤフーやグーグルに教えてあげる必要があります。すなわち、検索エンジンのデータベースを更新するのです。
やり方は結構簡単です。
まず下記サイトから古いコンテンツの削除ページへアクセスして下さい。

https://www.google.com/webmasters/tools/removals

このサイトの「削除をリクエスト」の欄に、すでに誹謗中傷記事を削除したサイトのアドレスを貼り付けて申請します。これで検索エンジンにその書き込みが削除されたことを知らせることができるので、以降はスニペットやキャッシュの情報は更新されて完全に誹謗中傷する内容はネット上から消えることとなります。

ヤフーはスニペットを削除してもらえる場合がある

スニペットについては本体となるサイトの書き込み以上にユーザーの目に入りやすいため、これが基で風評被害が生じる可能性もあります。そんな中ヤフーは、プライバシーを侵害する内容が含まれているスニペットについては、申告により削除してくれる場合

例えば、個人名などで検索した際に、その人の住所や電話番号といった個人を特定する情報がスニペットに表示されるような場合については、スニペットごと削除してくれるのです。
さらに、スニペットに問題がなくても、本体となるリンク先のサイトにリベンジポルノなど権利侵害が明らかな内容が確認された場合は、ヤフー独自の基準に照らして判断し削除してくれるそうです。

ネガティブな「サジェスト」の削除方法

また、削除請求が成功してもなお残り続ける問題がもう一つあります。

それは「サジェスト」です。

サジェストとは、検索サイトでキーワードを入力した際に、そのキーワードと関連が深い単語を自動的に予測して表示する機能の事を言います。
本来サジェストはユーザーの検索をアシストするための機能ですが、誹謗中傷による風評被害を受けていたような場合ですと、企業名を検索ワードに入力しただけで「ブラック」などと勝手に表示されてしまうことがあるのです。

このネガティブなサジェストを削除してもらうためには、サイト運営側であるヤフーやグーグルに直接請求するしかありません。

ただし、任意での削除請求にはなかなか応じてもらえないため、どうしてもサジェストを削除してもらいたい場合は、弁護士に依頼をして訴訟による削除命令などの確定判決を得ることが一番効果的です。
サジェストの削除は、スニペットやキャッシュなどのように簡単には削除してもらえないため、裁判所からの通知書などを添付して運営者側に請求しましょう。

サイバー弁護士なら、すべてまとめて対応してくれます。

これら削除請求後の事後処理については、自分自身ですべて対処するのは大変です。

ですがご安心下さい。

ネット誹謗中傷記事の削除請求をサイバー弁護士に依頼すれば、多くの場合、その後のスニペットやキャッシュ、サジェストの削除などについてもワンストップで対応してくれます。
詳しくは、削除請求を依頼する際にこれらの点についても聞いてみると良いでしょう。