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アフィリエイトサイトと誹謗中傷問題

アフィリエイトとは、自分のブログやサイトに広告を掲載して商品を紹介し、その広告をクリックするなどして商品を買った人がいた場合、金額や成果によって報酬を得ることが出来る仕組みのことで、アフィリエイトサイトとは、アフィリエイトで収入を得ることを目的として作られているサイトのことです。

あまり知識のない人でも、少し学べば無料ブログなどで気軽に始められ、成功すれば収入が得られるため、多くの人がアフィリエイトサイトの運営に挑戦しています。
しかし、アフィリエイトを始める際、気をつけなければならないことがあります。

それは、商品や会社を誹謗中傷する内容を書いてはならないということです。ではもしもアフィリエイトサイトに、誹謗中傷に該当する内容が含まれていた場合、どういった問題があるのでしょうか?

誹謗中傷に該当するケース

アフィリエイトサイトと誹謗中傷問題
自分が売りたい商品を紹介するため、同じジャンルの他社の商品と比較し、そちらを悪く書いているアフィリエイトサイトが見られます。例えば、自分が紹介してアフィリエイト報酬を得たいA社の美容クリームAという商品があったとします。

Aという商品がいかに素晴らしいか、「このクリームは容器にたっぷり入っていてコスパも良いし、使うと翌朝のお肌がしっとりします!」などと宣伝します。
これなら問題ありません。

しかし、ここで他社(B社)の美容クリームBという商品を比較対象として持ち出し、「Aに比べて、Bのクリームは容器も小さくてあまり入ってない・・・。使ってみたらなんだかベタベタして、翌朝吹き出物も出ました・・・」などと、Aの良さを伝えるためにBを悪く書くと、それは誹謗中傷になります。
その場合、名誉毀損ということで、被害者(この例だとB社)から訴えられ、損害賠償を請求される可能性があります(民法709条)。
もし「美容クリームB」で検索した場合、このような内容が書かれているアフィリエイトサイトが上位に表示されてしまったりしたら、B社の美容クリームは売上が落ち、評判も悪くなってしまうからです。

もしB社が大手の会社だった場合は、請求される損害賠償も高額となってしまうでしょう。
また、損害賠償請求はされなくても、誹謗中傷を含む記事の削除をするよう求められたり、サイト自体を削除するように求められる場合もあります。
そして、それに従わない場合に損害賠償請求という流れに発展する可能性もあります。

せっかく軌道に乗り上げて収益を上げているサイトを削除するなどということにならないよう、そして損害賠償を請求されることがないよう、アフィリエイトサイトを運営する際は、競合他社の商品の悪い所を書くのではなく、自分が紹介したい商品の良いところだけを書くようにしましょう。

Googleアドセンスについて

パソコンやスマートフォンでお気に入りのサイトやブログを見ている時に、ゲームの広告やマンガの広告、その他にも飲食店や金融機関、バイト募集など、多種多様な広告を目にする機会があると思います。
それらの多くは、Googleが提供しているサービスで、Googleアドセンスと呼ばれる広告であり、見た人がクリックするだけで収入を得ることができます。
実際にその商品を買わなくても、クリックするだけで報酬が入るのが大きな特徴であり、大勢の人に見てもらい、クリック数を稼ぐような大手サイトにするのは大変なものの、多くのアフィリエイターがこのGoogleアドセンスを利用しています。
しかし、Googleアドセンスには多くの規約があります。

その中の、誹謗中傷に関する規約を見てみましょう。
Googleアドセンスのヘルプの禁止コンテンツのページには、

「個人、集団、組織を誹謗中傷するコンテンツポリシーについてGoogle では表現の自由を尊重していますが、同時にユーザー、広告主、サイト運営者の皆様に対して AdSense ネットワークの品質を保護する必要性も認識しております。

嫌がらせやいじめに当たるコンテンツや、人種、民族、宗教、障害、性別、年齢、従軍経験、性的指向または性同一性に基づいて特定の個人や集団への差別を助長したり、暴力を奨励したりするコンテンツを含むページに Google 広告を掲載することは許可されません。また、個人や集団に対する攻撃を助長、推奨する Google 広告も表示されない可能性があります。ただし、このようなテーマに関する教育やドキュメンタリー、歴史、科学、芸術のコンテンツを含むページでは AdSense をご利用いただけます。」

とあります。
そして、許可されない例として

「・特定の個人や集団に対する暴力を推奨、容認したり、危害を与えると脅迫したりするコンテンツを含むページ
・嫌がらせやいじめに当たるコンテンツを含むページ
・特定の集団や個人への差別を助長したり、奨励したりするコンテンツを含むページ
・特定の集団や個人が非人道的である、または劣っていると他のユーザーに信じ込ませようとするコンテンツ
・性的指向や性同一性に基づいて特定の個人や集団を攻撃するコンテンツ」

(出典:AdSenseヘルプ

と書かれています。
このように、誹謗中傷を含むコンテンツは明確に禁止されているのです。
違反すると、アドセンスの停止やアカウントを凍結されたり、サイトを削除される可能性もあります。
これはあくまでもGoogleアドセンスの規約ですが、他の形式でのアフィリエイトサイトでも、誹謗中傷を含む内容が無いよう、十分に注意する必要があるでしょう。

終わりに

アフィリエイトサイトで競合他社の商品を悪く書くと、自分の紹介したい商品だけでなく、その会社名や商品名で検索してくる人のアクセスも取り込めるため、アクセス数を稼げるからと安易に比較対象の商品を持ち出して悪評を書いてしまいがちです。

しかし、それは誹謗中傷に該当し、最悪の場合、多額の賠償金を請求される可能性もあるのです。アフィリエイトサイトを始めたいと思っている人も、既にアフィリエイトサイトを運営している人も、誹謗中傷を含む内容の宣伝はしないよう、細心の注意を払うべきでしょう。